- 会社の具体的な事業内容を簡単に教えて下さい。

  京都や日本の伝統工芸品の、海外への販売を中心にしたECサイトなどの運営です。 また、今システム開発としてe-ラーニングシステムの開発も行っていて、 これは伝統工芸品のバックグラウンドや価値などをわかってもらうためのものです。 あとは、ウェブ制作。伝統工芸に携わる職人さんは、PCのことが分からないときがあるので、 成果報酬ベースでサイトを作ったりもしています。

 - イメージとしては、伝統文化と現代を掛け合わせたような感じでしょうか?

  そうですね。それをいかに結び付けていくか。 特に文化というものをいかに伝えていくかを重視しています。 性能さえみれば、良し悪しが分かる携帯などの「文明商品」よりは、バックグラウンドとか、 受け継がれた経緯、その時の出来で全く価値が変わってくる「文化商品」というものを扱いたい。 古くからの文化が少し元気をなくしている時代だから、ITを使って現代風にやっていこうと思いました。 文化だけでもだめですし、ITだけでもだめですね。 あと、日本人でも知らないような商品も扱っていこうと思っているのですが、 そのためには、商品の価値をみんなに知ってもらう、逆にそうでなければ買ってもらえない。 そういったことからe-ラーニングが必要となったんです。

 - でんでんのメンバーについて教えて下さい。

  メンバーは5人くらいで、西陣に拠点を置いています。 常時全員がオフィスで動いているわけではないですが。 実際、必要な作業やプロジェクトに応じて、人を集めてくる感じでやっているのと、 いろんな企業も絡んでいるので、流動的な部分はあります。

 - 設立にあたって、ビジコンで優勝されましたが、応募の動機は?

  初めは本当に軽い感じだったと思います。 去年の春に、大学でベンチャーフォーラムという起業家の人達がたくさん集まるイベントがあって、 そこで募集のチラシが目に入りました。

 - 具体的にどんな状況からアイディアがでてきたのですか?

  あと残り1週間という時に、ドロップシッピングという言葉を聞き、 これをうまく使えないかなぁ、という感じでした。 どうアレンジするかが重要だと思っていて、 そこから自分達の住んでいる「京都」というキーワードを絡めて考えていきました。

 - 最初から起業するつもりだったんですか?

  今でもあまり起業しているという意識は持っていませんよ(笑) ただ、周りから勧められたり、自分でもお金以外の「価値」があればなあと思っていたところだったので。

 - 今後のビジョン、展望があれば教えてください。

  e-ラーニングなどのシステムやECサイト運営を始めとして、利益を出していくこと。 この数年で数十億売っていける会社にすることが目標です。 また、会社が発展するために、商品を「空間」として売っていきたい。 今は単純に1つの商品を売っているのですが、パーツごとではなく、 文化商品で統一した雰囲気のでる和室、茶室みたいなものを空間として提供する。 そういう建物的なことが出来るとなったら、将来的には、 リゾート事業みたいなのもが出来たらおもしろいと考えています。 アメリカの西海岸とかに、一風変わった感じの街が現れたらおもしろそうですよね(笑)

 - 関西の学生に対して一言お願いします。

  思ったことに対して、素直に行動する。 周りを見ることは大事ですが、自分の思う通りにやらなきゃだめだ。 また、動いている人たちも中にはいるんですが、その人たちは自分のポジションを見てしっかり戦略をたてること。 あと、大学でのグループなどの、狭いコミュニティーだけじゃなくて、もっと人と広く付き合っていく。 そうしていれば、いろんな情報が手に入って、新しい世界が広がる可能性があります。 実際、今やっている仕事で、たまたま居酒屋であった人と話していて、仕事として発展したこともある。 同じ系統の人たちで集まっていても、その先に何も生まれない。 周りの色に自分が染められるんじゃなくて、いろんな人の話を聞いたりして行動すべきですね。